チームの力を最大化するには

人間関係

「おい、お前らちゃんと支えろよ!」
「はっ?!こっちは全力だよ、そっちが手抜いてんだろっ!!」
という、上手くいってない時の全員の「俺は悪くない」アピール。
Alfred & Co.です。

 

多くのチームでは個々人のエネルギーの方向や大小が分散されてしまっている。

このように個々の力がバラバラに働いている場合、チームの力が個人の力の総和より大きくなる可能性は低い。

つまり、1+1+1が3以上の力になるのではなく、3より小さい力になってしまうのだ。一人ひとりは一生懸命やっているのに、その努力が効率よくチームの成果に結びつかない。

1+1+1が3以上になるためには、個々人のエネルギーが同じ方向を向かなければならない。

チーム全体が同じ方向を向くと、お互いの得意で不得意を補い合い、音が共鳴するように相乗効果が生まれ、より大きな力になる。

はい、ということで今回のテーマは「チームの力を最大化するには」です。

『学習する組織』における『チーム学習』のディシプリンを元に、チームの総力について考えたいと思います。

「ダイアログ」と「ディスカッション」

なぜ一人よりチームの方が大きな力を発揮できるのでしょうか。人手が多いと分担できるのはもちろんですが、単に手数が多いことよりも、様々な視点や見方があることで、チームはより豊富な選択肢の中からベストなやり方を探り当てることができることに、チームが集結する利点がある、と考えられるでしょう。

多様な意見の中から一つの意思決定をするときに、よく用いられるのが「ディスカッション」ですが、「ダイアログ」がしっかりとできているチームは少ないでしょう。

「ディスカッション」と「ダイアログ」がどう違うのか見ていきましょう。

ディスカッション

ディスカッションでは、基本的に「自分の意見を押し通す」ことに目的がある。他の参加者の意見を聞いて、自分の意見より良いと思う時は、自分の意見を変えてそちら側を支持したり、他の人の意見を採用したりするが、基本的には意見を競わせ合い、それをもとに何かしらの決定が下される。

ダイアログ

ダイアログでは、個人の意見を保留するが、その前提や意図を自由に話し合う。「保留」というのは、自分の意見を言わない・持たない、と言う意味ではなく、自分の前に「掲げる」ことを意味する。自分の意見を隠したり弁護したりするのではなく、自分の前に吊るし、いつでも質問したり、観察したりできる状態で自由に話し合い、新たな見方を発見していく。

 

ディスカッションは、何か意思決定をする際にはもちろん重要な役割を果たしますが、多くの組織にはダイアログ、すなわち、互いの意見を探求し合うことが欠けています。

ディスカッションでは、声の大きい人、説得力ある話術が得意な人、理論武装がうまい人の意見が通りやすくなってしまいますが、このような表面上のスキルのために、他のメンバーの思慮深い考えがかき消されてしまうことは、チームにとってマイナスです。いつも特定の誰かの意見が通るチームでは、他のメンバーは意見を言わなくなり、チームのエネルギーは様々な方向を向いていきます。

異なる意見をもつ仲間がいることで、チームであることの恩恵をうけることができるのです。

「防御行動」とは

絶えず学習しているチームの何よりも信頼できる指標の一つは、「考えの対立が目に見えること」です。

しかし、多くの人は、自分の考え方をさらけ出すのに伴う当惑や恐れからわが身を守るために染み付いた習慣をもちますそれを防御行動と呼びます。防御行動により、対立する意見や、本当は思っていることを「ちゃんと言わない」という症状が起こります。

防御行動にはこのようなものがあります。

司会者「Aさんの意見に、何か反対意見がある人はいますか?」

Aさんの友達「本当はAさんの意見は良いと思わないけど、Aさんと喧嘩したくないから意見は言わないでおこう」

偉い人「・・・という根拠で、私の考えはこうだ!他に何かアイデアがある人は遠慮なく言ってくれ!」

従業員「彼の言ってる根拠は現場から見たら的が外れているけど、巻き込まれたくないから何も言わないでおこう」

と、このように、対立や自分の真意を知られることを恐れて、「ちゃんと言わない」ことは誰しも身に憶えがあるでしょう。

「ダイアログ」では、意見の対立や、それに対する報復や脅威を恐れずに、様々な考え方が表に出ることに感謝するプロセスです。そうしたプロセスを経て、チームは本当に多様な意見の中からベストな道を見極めたり、個人間の誤解を解消することができます。

防御行動をなくすには・・

防御行動で意見を言わない人に対して、意見を言うように圧力をかけることは適切ではありません。

防御行動をなくすには、まず「自己開示」することが大切です。まず自分がさらけ出すことによって、さらけ出しても安全であることを示さなくてはなりません。

「学習するチームの特徴は、自己防衛がないことではなく、それにどう向き合うか」にあります。

意見や思考が対立することは、その人自身や人格が対立しているわけではないということを心にとめておきましょう。

安心して「ちゃんと言える」文化は、チームの力の総和を強めるでしょう。

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